安居の千日堂(笠間市)概要: 千日堂の創建は江戸時代初期の寛文年間(1661〜1672年)薬師如来像を安置し、近隣53ヶ村の念仏道場として建立されたのが始まりと伝えられています。江戸時代中期の寛保年間(1741〜1744年)に庵王弁的と名乗る僧が浄財を集めて千体の仏像を彫り込み祀った事から千日堂と名付けられています。
千日堂には現在でも890余体の仏像が残り民俗学的に貴重な事から、名称「安居灯籠念仏"(現在は新仏の位牌を祀り、寄せ念仏が行われています)」として平成20年(2008)に笠間市指定有形民俗文化財に指定されています。
又、現在の御堂は寛延3年(1750)に建立され明治23年(1890)に改修された建物で、木造平屋建て、桁行3間(4.6m)、梁間3間(5.3m)、宝形造、銅板葺、正面には一間の向拝が付、江戸時代中期の御堂建築の遺構として貴重な事から昭和56年(1981)に笠間市指定有形文化財に指定されています。
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