永井路子旧宅(古河市)概要: 永井路子旧宅は江戸時代末期に建てられた建物で、土蔵(店蔵)2階建(1階57.32u、2階35.42u)、切妻、平入り、瓦葺、1階の前面は下屋として前に張り出し、軒瓦は高く積み上げられ3重の軒蛇腹を持っているとこから格式を感じます。理由はよく分かりませんが外壁の仕上げが薄緑色なのが印象に残ります。永井路子は3歳の時、この住宅(店蔵の背後に木造平屋建ての宅邸があった。)に移り住み20年間生活しました。
茨城県立古河高等女学校卒業後は東京女子大学や東京大学に在籍し小学館勤務時代に松本清張や司馬遼太郎などと交流を深め、後に「炎環」で直木賞、「氷輪」で女流文学賞、「雲と風と」で吉川英治文学賞、「岩倉具視」で毎日芸術賞などを受賞し日本を代表する女流作家となっています。又、「炎環」が原作の一部としてNHKの大河ドラマ「草燃える」に「山霧」が原作の一部としてNHKの大河ドラマ「毛利元就」に採用されています。現在旧宅は古河文学館の別館として一般公開され永井路子のパネルや作品、資料などが展示されています。
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